ペンライトチューブとは?キンブレ交換の仕組みや互換性の罠を徹底解説
コンサートやライブイベントの物販ラインナップ、あるいはSNSの推し活投稿で「ペンライトチューブ」という言葉を目にする機会が格段に増えました。従来のペンライトは「壊れたら本体ごと買い換える」「イベントごとに丸ごと購入する」のが一般的でしたが、現在は発光する筒の部分だけを交換・カスタマイズするスタイルが定番化しています。
推し活の現場では一体なぜこの小さなパーツが熱烈な支持を集めているのでしょうか。本記事では、ペンライトチューブの基本構造から、キングブレード(キンブレ)をはじめとする主要規格の互換性、自作シートの装填手順、購入時に陥りがちな罠まで、現場の最新実情を交えて徹底的に解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:ペンライトチューブとは、ペンライトの持ち手(グリップ)から分離できる「発光筒(シャフト)」パーツのこと。
- 要点2:公式グッズの着せ替えや自作OHPフィルムシートの装填など、手軽に「自分専用の推し仕様」へカスタムできる点が最大の魅力。
- 要点3:製造メーカーやモデルごとにネジ規格・口径・内径が異なるため、互換性の確認を怠ると装着できないトラブルに直面する。
【基礎知識】ペンライトチューブとは何か?推し活で注目される背景
ペンライトチューブとは、LEDペンライトの本体(電池や基盤が内蔵されたグリップ部分)から取り外すことができる「発光部(プラスチック製の筒・シャフト)」を指します。ライブ用LEDライトのパイオニアであるルイファン・ジャパンが展開する「KING BLADE(キングブレード、通称キンブレ)」シリーズでは「スペアチューブ」や「替え筒」などの名称でも親しまれています。
これまでは「筒が割れた際の修理用パーツ」という位置づけが中心でした。しかし現在では、以下のような多用途な推し活カスタマイズアイテムとして独自の進化を遂げています。
- 公式コラボ・着せ替えグッズとしての定着:アーティストのツアーやフェスにおいて、グリップ本体は共通で使用し、公演や出演ユニットごとに「専用デザインが印刷されたチューブ」のみを付け替える運用が拡大。荷物を減らしつつ推しをアピールできる合理的な仕様として歓迎されています。
- 2WAYアイテムとしての付加価値:近年のイベント物販(プロレスやVTuberイベント等)では、付属チェーンを付けて「普段はバッグチャームやキーホルダー」「会場ではペンライトの先端」として使える2WAY仕様のチューブも登場し、コレクション性が高まっています。
- 自作キンブレシートの装填ベース:透明なチューブの内側に推しの名前やイラストを印刷したフィルムを入れることで、世界に一つだけのオリジナル応援アイテムを制作できます。

【種類と違い】シャイニング・スモーク・スーパーチューブの徹底比較
ペンライトチューブを選ぶ際、最初に直面するのが「表面の仕上げや形状の違い」です。キングブレードの純正スペアチューブを例にとると、主に発光の見え方や用途が異なる複数のタイプが存在します。
どのような違いがあり、自分の目的にどれが合致するのかを比較表で整理しました。
| チューブの種類 | 発光特性・外観の特徴 | 自作シート適性 | 編集部の見解・おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| シャイニング(Shining) | 透明クリア筒+内部の特殊フィルムにより、キラキラと強い輝きを放つ。 | ◎(最適) | 自作キンブレシートを入れるなら迷わずこれ。文字や絵柄の輪郭が最も美しく映える。 |
| スモーク(Smoke) / マット | 乳白色のすりガラス調。光がムラなく均一に拡散し、目に優しいパステル発色。 | △(非推奨) | シートを入れず、単色で滑らかなグラデーションや柔らかい発色を楽しみたいファン向け。 |
| スーパーチューブ(Super Tube) | 通常より太いマッシブな外径。圧倒的な発光面積と存在感を持つ。 | ○(専用寸法が必要) | 会場後方やスタンド席からでも強烈にアピールしたい場合や、視覚的インパクト重視の現場に。 |
標準的なキンブレチューブサイズは「レギュラー型(外径約30mm×発光部長さ約150mm、全長約214mm前後)」が主流です。市販のテンプレや配布素材を活用して自作シートを作成する場合は、最も汎用性が高いシャイニングのレギュラーサイズを選択するのが失敗しない王道ルートといえます。
【実践手順】チューブの外し方と自作キンブレシートの入れ方
「筒の外し方がわからない」「シートが中で折れてしまった」というトラブルは、現場の初心者から非常に多く寄せられる相談です。ここでは、ルイファン・ジャパン製キングブレードを基準に、正しい着脱とシート装填のステップを解説します。
1. ペンライトチューブの正しい外し方
ペンライトのグリップを片手でしっかり固定し、チューブの根元(ネジ部分)を持って「反時計回り(左回り)」に回します。ネジが硬くて回らない場合は、滑り止めシートやゴム手袋を使うとネジ山を傷めずにスムーズに取り外せます。
内部のシートを交換する場合は、チューブ先端の「トップキャップ(天面のフタパーツ)」を外す必要があります。最近のモデルはコインや爪を引っ掛けて回すことで簡単に外れる構造になっていますが、無理にこじ開けるとプラスチックのツメが破損するため慎重に作業しましょう。
2. OHPフィルムを使った自作シートの作り方と装着手順
推し活で定番の「キンブレシート」は、透明なOHPフィルム(インクジェット用またはレーザープリンタ用)にデザインを印刷して制作します。
- サイズ作成:標準的なレギュラーチューブの場合、推奨デザイン寸法は「縦 140mm〜143mm × 横 87mm〜90mm」前後です。
- 印刷と乾燥:OHPフィルムの印刷可能面にプリントし、インクが完全に乾くまで数分間待ちます。
- 濃度の裏技(2枚重ね):家庭用プリンタのインクは光を通すと薄く見えがちです。同じデザインを2枚印刷してぴったり重ねてセットすると、点灯時も文字や輪郭がくっきりと浮かび上がります。
- 丸めて装填:印刷面を内側(発光体側)にして円筒状に軽く巻き、チューブの上部からゆっくりと差し込みます。元々チューブ内に入っていたキラキラの反射シートの内側に配置すると、反射板を活かしたまま綺麗な発光が得られます。

【要注意】互換性の落とし穴とネットの誤解を検証
ネット上のQ&AサイトやSNSでは、「どのメーカーのペンライトでもチューブは使い回せるのか?」という疑問が頻繁に交わされています。しかし、ここに大きな落とし穴が存在します。
メーカー間のネジ規格と内径の不一致
結論から言うと、すべてのペンライトチューブに完全な互換性があるわけではありません。ルイファン・ジャパンの「キングブレード」と、ルミカ(LUMICA)の「大閃光ブレード」などの競合製品では、グリップ接合部のネジ山のピッチ(溝の間隔)、深さ、外径がミリ単位で異なります。
無理にねじ込むとネジ山が潰れて二度と固定できなくなったり、ライブ中に激しく振った拍子にチューブがすっぽ抜けて前方の観客に直撃する重大な事故に繋がります。「見た目が似ているから大丈夫」と過信せず、必ず同一メーカー・同一シリーズの規格に適合したチューブを使用してください。
公式コンサートライトと自作カスタムの境界線
アイドルグループやアニメ作品の公式ライブでは、「市販の改造ペンライトや規定外の光量を持つライトの持ち込み禁止」というレギュレーションが厳格化しています。公式ペンライトの中には、分解やチューブ交換を想定していない接着固定タイプも少なくありません。
無理に分解してチューブを交換すると故障の原因になるだけでなく、会場スタッフのチェックで没収や入場規制の対象となるリスクがあります。自作チューブを使用する際は、必ず参加するイベントの公式レギュレーションを確認することが鉄則です。
【推し活心理の深層】なぜファンは「筒」のカスタムに熱狂するのか
ペンライトチューブのカスタマイズがここまでファンの心を掴む背景には、現代の「ファンダム文化における自己効力感の拡張」という心理的側面があります。
かつてのペンライトは「会場全体で同じ光を灯し、一体感を味わう」ための受動的なアイテムでした。しかしSNS時代の推し活において、ファンは単なる観客にとどまらず、「自分だけの表現で推しに愛を届ける共同演出者」としてのアイデンティティを求めています。自作のキンブレシートを仕込んだチューブは、暗闇の中で「自分自身がここにいる証拠」を推しにアピールするための視覚的メッセージボードなのです。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
ペンライトチューブの導入にあたっては、自身の参戦スタイルに合わせた見極めが重要です。
- 積極的に活用すべき人:
- 複数の推し(ユニット・メンバー)を掛け持ちしており、現場ごとに素早く仕様を切り替えたい人
- 公式グッズとして「着せ替えチューブ」が販売されている現場に通っている人
- オリジナルのデザインやフォントで、推しへの愛を視覚的にこだわり抜きたい人
- 慎重になるべき・おすすめできない人:
- 公式指定ペンライト以外の持ち込みが一切禁止されている現場(ジャニーズ系や一部の厳格な女性声優現場など)がメインの人
- ミリ単位の採寸やフィルムカットなどの細かな工作作業に強いストレスを感じる人
- パーツの紛失やネジの緩み確認など、定期的なメンテナンスを怠りがちな人

【ペンライトチューブとは】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ペンライトチューブ単体を購入して、それだけで光らせることはできますか?
A1:光らせることはできません。ペンライトチューブはあくまでプラスチック製の「発光筒」部分のみであり、LED光源・回路・電池は含まれていません。必ず対応するペンライトのグリップ(持ち手本体)に装着して使用する必要があります。
Q2:100円ショップのLEDペンライトにキンブレのスペアチューブは装着できますか?
A2:基本的には装着できません。100円ショップで販売されているペンライトはネジの口径やピッチが独自規格で作られているか、筒が接着されていて外れない仕様がほとんどです。ネジ山が合わないものを無理に取り付けると破損や脱落の原因となります。
Q3:自作シートを入れたペンライトチューブは、どんな現場でも持ち込んで大丈夫ですか?
A3:イベントの規約によります。「市販の変色ライト持ち込み可」のイベントであれば基本的に問題ありませんが、「公式ペンライト以外の使用禁止」「改造ペンライト(フィルム挿入を含む)の禁止」と明記されている公演ではレギュレーション違反となります。必ず事前に公演の特設サイトや注意事項をご確認ください。
まとめ:正しい知識で広がる「推し活カスタマイズ」の未来
ペンライトチューブは、従来の「本体買い替え」というコストと手間のハードルを下げ、誰でも手軽に推しへの応援を形にできる優れたパーツです。公式グッズとしてのスマートな2WAY展開から、OHPフィルムを用いたこだわりの自作デコレーションまで、その活用法は年々広がりを見せています。
一方で、メーカー間の互換性トラブルやイベントごとの持ち込みルールといった注意点も存在します。チューブの種類やサイズの違いを正しく理解し、マナーを守りながら、あなただけの特別な光で最高の推し活現場を楽しんでください。 (出典: ペン ライト チューブ と は(Yahoo!ニュース))